絶対的な自信を持ってお出しする桂川のお米

日本料理にとって、「お米」は非常に重要な存在です。また日本人にとって主食であるお米は、色々と変わるおかずと違い、毎日のように食するものです。
もはや当たり前の存在であり、意識が向かなくなることもありますが、海外へ長く行かれる方などからは、いかに日本のお米が美味しいかということをよく聞きます。
その日本のお米の中でも、産地や品種によってその味は様々です。コシヒカリ、ササニシキ、アキタコマチ、ヒトメボレなど有名なブランド米と言われるものでも、様々な品種があります。
もちろんそれらのブランド米は卸問屋で仕入れることもできますし、一般の方々でもスーパーでお買い求めいただけます。


澄み切った湧水が最高のお米を育てる

では私達「桂川」はなぜ、特定の農家の方と契約してまでお米を仕入れているのでしょうか?
一括して業者から産地・ブランドを指定して仕入れることはできても、その細かい部分までは指定できません。
私達「桂川」はお客様に本当に安心して、美味しく御食事をしていただけるお米を提供するために、特定指定農家でお米を仕入れているのです。

 

料理人が自らの手で米の成長を感じ取る

桂川のお米は新潟県上越市大島区の集落の山岸さんの家の田んぼで採れたお米です。この地区は山の上に湧き上がった水を、水路を作り、棚田に流して行きます。
棚田は効率的にはあまり良くないと言えます。しかし手間のかかる昔ながらの手法でこそ引き立つ味があるのです。
桂川でお出ししている「料理長特製手打ちそば」も山岸さんの田んぼで大事に育てていただいた「そば粉」を使用しております。
桂川では、毎年田植えと稲刈りを、料理長を始めとして、調理スタッフ、店舗マネージャーが必ず行います。
ただ出来上がったお米を調理するのではなく、春に田植えで稲を植えて、秋にそれを収穫するまでを身体で経験することで、
お米のありがたみ、大変さを感じ取り、さらなる愛情を持って調理をすることができると考えております。